新車購入の時、ディーラーに「下取りしますよ」と言われて、そのまま任せていないか。
それ、確実に損している。
この記事では、買取業者として日々車を見ている立場から、下取りで損する仕組みを数字で全部説明する。
まず数字を見ろ
同じ車、同じタイミングで査定した場合の差額だ。
【同じ車の査定額の差】実例
差額:28万円
(H31年式・プリウス・走行5万km 実例)
28万円だ。これが「下取りの手間賃」として消えていく。
なぜディーラーは安く買うのか
ディーラーが悪いわけじゃない。仕組みの問題だ。
中古車の買取・転売は専門外だ。相場を正確に把握していないし、在庫を持ちたくない。だから安全マージンを多くとる。
査定額は「売れなくても損しない価格」で設定される
買取専門業者は「他社より高く買う」競争をしている。ディーラーはしない。新車購入の文脈で「値引きと下取りをセット」にして話を進めるから、比較されにくい。
価格競争がないから安くても成立してしまう
トヨタディーラーにホンダ車を下取りに出す場合、ディーラーは売り先が限られる。不得意な車は特に低い金額を提示してくる。
他メーカー車の下取りは特に損しやすい
「新車を20万値引きします。下取りは50万です」と言われると得した気分になる。でも本来の下取りが70万なら合計で変わらない。トータルで判断しないと騙される。
値引きと下取りは分けて考えること
「下取りの方が楽」は本当か
よく「手間がかからないから下取りの方がいい」と言う人がいる。
今の買取業者がどれだけ楽か知っているか。
現在の買取業者の手間
- 電話1本or Web申し込みで完結
- 出張査定で自宅に来てくれる(名古屋市内なら翌日対応も多い)
- 書類手続きは業者がやる
- 入金は最短翌日振込
- ローン残債の確認も代行
「楽だから下取り」という理由は、もう成立しない。
下取りが得になる唯一のケース
全部が全部、買取の方が得とは限らない。正直に言う。
下取りが有利になるのは「新車値引きとのセット交渉で、合計が上回る場合のみ」だ。
こういう交渉ができるなら下取りも選択肢になる
- 「下取り70万 + 新車値引き10万」の条件を引き出せた
- 買取業者の査定額が65万だった
- → この場合は下取りの方が15万得
ただしこの交渉をするには事前に買取業者の査定額を知っておく必要がある。相場を知らずに交渉するのは丸腰で戦場に出るようなものだ。
正しい順番はこれだけ
難しくない。順番を守るだけだ。
| 順番 | やること | 理由 |
| ① | 買取業者で無料査定を受ける | 相場を知るため |
| ② | ディーラーに下取り価格を聞く | 比較するため |
| ③ | 高い方を選ぶ | それだけでいい |
これだけで数十万円変わる。知ってるか知らないかの差だ。
名古屋・愛知エリアは買取業者の数が全国でも多い地域。競争が激しい分、相場が高く出やすい。この環境を活かさない手はない。